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上位を目指すチームの大会演技構成
〜スキルを磨くよりいい構成を作ろう〜
「ルールブックを読みこんだはずなのに大会で得点が伸びない。どこを改善すれば得点が伸びるようになるのかがわからない。」
チアリーディングの大会構成を作る上で一番多い悩みです。ルールブックに沿った演技内容を実施すれば基本的には得点を取れるようにはなっていますが、高得点を取るにはさらに細かい分析が必要になります。
PROBLEMS
スコアが伸びない問題点
チアリーディングは、「難易度」×「テクニック」×「表現力」×「構成力」 で点数が決まるスポーツなので、これら全てのバランスが整った時に高得点を取ることができます。しかしこの4つの項目のバランスが取れた大会構成を作るのは容易ではありません。得点が伸びない大会構成にはいくつかの問題点があると考えます。
出場人数によって必要なスタンツ実施基数やタンブリング実施人数が異なるということや、技の難易度もどの技をいくつ入れると得点が取れるかなど細かく規定がありますが、それらをルールブックから漏れなく探し当てなければなりません。情報が膨大なので、全体像を理解するには時間がかかります。
また、ルールブックには明確に記載されていないポイントもあり、結果「ルールブックに沿った演技内容」を実施するのが困難になります。
チームの実力に見合ったスキル・テクニックを発揮しきれていないこと
チアリーディングのスタンツは、本場アメリカでは毎年のように新しい方法が開発されています。同じ技でもやり方には数パターンありますが、現状日本で知られているスタンツのやり方はアメリカの3分の1程度。
テクニックを変えるだけで同じ技が一瞬でできるようになり、チームの実力相応の技を披露できるようになります。
選手それぞれの強みを最大限に活かし、弱みを見せない構成になっていないこと
強みを最大限生かすというのは感覚的にできます。例えば、ジャンプが上手な選手がセンター、体が柔らかいトップはセンターといったことは多くのチームができていると思いますが、「弱みを見せない工夫」というのは盲点になりがちです。
例えば、バク転の足が開く選手が青マットの前から後ろに向かってバク転をしたら審査員に足が開いているのが丸見えです。それを構成力で解決するにはどうしたらいいか?ということが盲点になりやすいです。
このように、どうしたらチームの弱い部分を隠せるような構成にできるかが差をつけるポイントになってきます。
移動も演技の一部として魅せきれていないこと
2分30秒の演技構成の中には「移動」の時間もありますが、その移動をうまく構成できるかどうかが良い作品に仕上がるかどうか決めるポイントとなります。
移動を美しく2分30秒の作品の一部として魅せるためには、いくつかの手法があります。走って移動するというのはできるだけ避けるべきです。
大きな問題点4つを解決するのに加え、迫力のあるオープニングにし第一印象をつけること・選手が疲れにくい演技構成にすること・流行りを取り入れた演技振付にすること・大会までの練習時間を考慮した実現可能な構成作成を心がけています。
海外でも「スキルよりも構成!」を合言葉に、15時間以上かけて2分30秒の構成を作り上げます。アメリカのプロの振付師から効率の良い振付方法などを学び、現在はそのメソッドを取り入れた大会演技振付をしています。
FLOW
大会振付の流れ
事前アンケート
各自のタンブリング&ジャンプスキル、スタンツメンバー組合わせや大会目標などについて事前にアンケート回答頂きます。
スタンツシークエンスの決定(平均時間)
チームの実力に見合ったシークエンスを作っていきます。
演技全体の位置決めと振り入れ(平均4時間)
タンブリング・ジャンプなどの平場の最適な見せ方を決定した上で演技全体のフォーメーション作りを行います。
ピラミッドシークエンスの決定(平均2時間)
ダンス振り入れ(平均2時間)
演技全体の構成が決まったあとに最後にダンスシーンを振付します。
仕上げ(平均3時間)
最後に、移動が美しいかなど動線のチェックと細部の調整をします。
ビデオチェック(後日)
ある程度演技が仕上がった時点でビデオを送付いただき、得点UPに向けた修正点やアドバイスなどお伝えします。
スコアシートアドバイス(大会後)
スコアシートをもとに、次回大会に向けた得点UPアドバイスを行います。
ブラッシュアップレッスン
次の大会に向け、難易度UP・スコアUPを目的としたブラッシュアップレッスンを行います。(オプション)
MY WORK
大会構成振付実績
これまでの振付の一部をご紹介します
その他、ダンスのみの振り付けも数チーム行いました。
VOICE
依頼後の変化
今まで「頑張って練習しているのにNationalsに進出できない」原因がわかりませんでしたが、今回振付を依頼して、スコアシートに沿った演技作成がどれだけ大切なことががわかりました。また、この構成をやれば大丈夫という安心感でゴールが明確になり、子供たちのモチベーションも格段にUPしました。実績を出すこともでき、次年度の生徒募集にも実績が非常に役立ちました。
移動の間の振付など、メンバーの雰囲気に合わせて作ってくださり、「2分30秒の演技が楽しい!」と初めて思いました。選手それぞれのやる気もアップし、毎回の練習が楽しくなりました!
保護者から見ていても、迫力のある構成で来年度も依頼したいと思いました。他のチームの保護者様方からも演技について褒められることが多く保護者としても嬉しい気持ちでいっぱいです!
FAQ
よくある質問
上位を目指すチームの大会演技構成
〜スキルを磨くよりいい構成を作ろう〜
ルールブックに沿った演技内容が実施されていないこと