【最新版】2021年の大会情報をまとめました!情報はココをクリック!

海外でチアリーディングをしたい人にまず読んでほしい記事

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

チア留学にチャレンジしたいという声が最近多いのですが、海外でのチア留学は楽しいことばかりではありません。また日本での準備もしっかりしていくべきだと思っています。まずは、海外でチアリーディングをしたい人向けに何を考えていかなければならないのかまとめたのでぜひ読んでみてください。

この記事では、1年間のチア留学を想定しています。

チア留学をしたいと思った時にまず考えること

きっと多くの人が漠然と「海外でチアしてみたい!」と思うところから始まると思うのですがまずはなぜわざわざ海外でチアリーディングをしたいのかを考えるべきです。なぜなら、その目的次第でいくべき国、チームが変わるからです。

また、チアリーディングといえばアメリカを思い浮かべる人も多いと思いますが、アメリカだけに最初から絞るのはもったいないと思います。今は、他の国でもチアリーディングの技術が発展しているところが多いので、わざわざアメリカでなくてもいい場合が多いです。ちなみにビザの取りやすさでいえばアメリカよりも他の国の方がいい場合があります。

「なぜ海外でチアをしたいのか?」

というのをまず考えてみることをお勧めします。

それでは次の項目から、海外でチアをしたい理由別に、さらに考えべきことを説明していきます。

Cheer Worlds(世界大会)にでて優勝したいから

オンラインチア留学の参加者の皆さんとチア留学相談会をしたときに一番多かった答えが「Cheer Worldsに出たいから」ということでした。Cheer Worldsとはアメリカで毎年開催されているクラブチームの世界大会のことです。アメリカをはじめとする多くの強豪クラブチームが集う大会で、もちろん日本からも出場しています。

Cheer Worldsにでてさらに優勝を目指したい場合は下記の順番で考えるといいと思います。

どの部門を目指したいのか決める
Cheer Worldsにはたくさんの部門があります。
・レベル5(オールガール、コエドSmall、コエドLarge、オールガールノンタンブリング、コエドノンタンブリング)
・レベル6(オールガール、コエドSmall、コエドLarge、オールガールノンタンブリング、コエドノンタンブリング)
・レベル7(オールガール、コエドSmall、コエドLarge、オールガールノンタンブリング、コエドノンタンブリング)
細かくいえばもっとありますが、まずはこれくらいで考えればいいと思います。

どのレベルでやりたいのか?コエドがいいのかオールガールがいいのか?はたまたNon Tumbling部門がいいのか?をしっかり考えないと次の道筋が見えてきません。

Worldsの最近のランキング結果を確認する
「IASF Cheer Worlds Results」と検索すると最新のランキングが出てきます。そこで大体ランキングで5位以内くらいに入っているチームを書き出します。余裕があれば前年度や前前年度のランキングも調べるといいです。国名も書いてあるのでしっかりとどの国なのかを書き留めておきましょう。優勝を目指したいのであれば、毎年継続して3位以内に入っているチームがお勧めです。※皆さんがいく年にそのチームが優勝する保証はできませんが汗

書き留めたチームのウェブサイトやインスタグラムをチェックする
ランキングから書き出したチームのウェブサイトやインスタグラムをチェックしてみましょう。ここでは、トレーニング費用やコーチの経歴、トライアウト時期、住所(余裕があればGoogle Mapで位置を調べてみる)、コンタクト先を調べてみましょう。

その国に滞在するためのビザ情報を集める
Cheer Worldsで常に上位に来るのは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、たまにドイツやノルウェーです。※ノルウェーにViqueensというオールガールLevel7の超強豪があります。ここにあげた国のうち、アメリカ以外の国には、「ワーキングホリデービザ」が使えます。現地で語学学校に通う必要はなく、仕事も自由にできる最強ビザです。アメリカはワーキングホリデービザがないので、基本的には「学生ビザ」を使うのが一般的です。学生ビザを取得するために語学学校に通う人が多いです。このように様々なビザの形態があるので、調べましょう。

渡航時期を決める
ここまできたら、渡航時期を決めましょう。Cheer Worldsに出たい場合はできる限りシーズン始めからチームにいた方がいいので、トライアウト時期をしっかり調べておきましょう。調べても出てこない場合は、ウェブサイトに書いてあるコンタクト先に連絡してみましょう。なお、トライアウト時期に間に合わなくてもスキルがあればチームに入れてもらえる場合はありますが、強豪チームになればなるほどそれは難しくなるかと思います。

行きたいチームに連絡をする
最後に、行きたいチームに連絡してみましょう。ポジション、自分が今できるタンブリングスキル、スタンツスキル、日本の所属チームでのレベル、渡航先で挑戦したいレベル、渡航予定日を添えて連絡するとスムーズです。トライアウトは国籍関わらず誰でも参加できますが、日本から行くということを事前に連絡しておくといいです。

さて、ここで終わりではありません!

2つだけ現実を伝えておきます。

  • 海外に行ったからといって自分が希望するチームに入れるとは限らない
  • 海外に行ったからといってうまくなるとは限らない。

海外に行ったからといって自分が希望するレベルのチアをできるとは限らない
海外の多くのクラブチームでは、1つのクラブチームの中にレベル別でチームがたくさんあります。15チームくらいはあります。トライアウトでどのレベルに入りたいか希望を出すことはできますが、スキルが足りないと判断されたら、自分がやりたいレベルよりも下のレベルのチームになります。当たりまえのことですが、「日本人からわざわざきてくれたから、君がいきたいチームに入れてあげるよ」みたいなのはないです。

海外に行ったからといってうまくなるとは限らない
これは、英語圏に留学しただけでは英語が話せるようにはならないのと同じで、チアでも、海外の強いチームに行っただけでうまくなるわけではないです。スタンツの単品練習のような練習はあまり海外ではしないので、基本的にはすでにスキルができる子がスタンツのメンバーに入り、できない子はずっと前スポットや隠れになることも多いです。バスケットトスも、チーム練習内で練習する時間はあまりないので、基本はすでにできる子が大会で起用されます。できない子はシーズンを通して練習する機会がなくなります。

つまり、自分がやりたいレベルが明確にあるのであれば、ある程度そのレベルのスキルを一通りできるようになってから海外に行くべきだと思っています。そうしないと、チームに入れたとしても、スタンツメンバーに入れないとか、目立たないポジションばかりだとか、そういうことにつながります。

ここまでくると、次は日本でどのようにスキルの準備をするかという話になってきます。ここはシンプルで、自分が海外でやりたいレベルを経験できるチームに入って経験をひたすら積むということに尽きます。「できる技を増やすこと」が重要です。

海外でチアをすることで少しでも上手くなりたいから

次に、世界大会に出る出ないは関係なく、海外のある程度強いチームで経験を積みたい場合です。世界大会に出たい場合とは異なり、世界大会に出た実績がないチームを選ぶこともできるので選択肢が広がります。

どのレベルをやりたいのか決める
日本でJCAを経験している人にはわかりにくい概念ですが、海外では基本的にレベル1〜7までレベル別に分かれています。なので、自分がやりたいレベルのチームがあるクラブにいくことが欠かせません。わかりやすく説明すると、
・レベル1:タンブリングはロンダード、スタンツはプレップレベル
・レベル2:タンブリングはバク転、スタンツはハーフエクステンション、ストレートトス
・レベル3:タンブリングはロン宙、スタンツは1回転系、トータッチトス
・レベル4:タンブリングはレイアウト系、スタンツは1.5回転系、キックフルトス
・レベル5:タンブリングはひねり系、スタンツは2回転、キックフルトス
・レベル6:タンブリングはひねり系、スタンツは2回転やリワインド、キックダブルトス
・レベル7:タンブリングはひねり系、スタンツはリワインド片足など、トスはひねりなどの回転系、そして、レベル7のみ3層ピラミッドがOK。

このような分け方になるので、自分が届きそうなレベルのチームを選ばないといけません。JCAでは3層ピラミッドをやるのでレベル7に行けるかといったらそうではなく、タンブリングやスタンツのレベルもレベル7に該当しないといけないのです。

また、海外ではコエドも充実しているので、オールガールなのかコエドなのかも先に決めた方がいいです。

いきたい国を決める
選択肢が広がりすぎるので、まずはどの国に行きたいかを決めてしまった方が早いと思います。ワーホリで行きたいのか、学生ビザでもいいのか、英語圏がいいのか、物価が安い国がいいのか、観光もしたいから観光地がいいのかなどを踏まえていきたい国を決めてみてください。

チームを調べる
いきたい国が決まったら、チームを調べてみましょう。例えば、「都市名(あるいは国名)Cheerleading」と検索するといくつかクラブチームのウェブサイトが出てきます。そのウェブサイトには、多くの場合どういうレベルのチームがクラブにあるのかや対象年齢が書かれているので注意深くみてみるといいです。ちなみに日本と同じで、キッズやジュニア世代しか受け入れないチームもあるので自分が年齢的に入れるチームかどうか確認して下さい。

渡航時期を決める
ここまできたら、渡航時期を決めましょう。大会に出たい場合はできる限りシーズン始めからチームにいた方がいいので、トライアウト時期をしっかり調べておきましょう。調べても出てこない場合は、ウェブサイトに書いてあるコンタクト先に連絡してみましょう。なお、世界大会に出ないようなレベルのチームであればトライアウト時期に間に合わなくてもチームに入れてもらえる可能性は高いはずです。

行きたいチームに連絡をする
最後に、行きたいチームに連絡してみましょう。ポジション、自分が今できるタンブリングスキル、スタンツスキル、日本の所属チームでのレベル、渡航先で挑戦したいレベル、渡航予定日を添えて連絡するとスムーズです。

そして最後に伝えたいことをお話しします。

Worlds(世界大会)に出るようなレベルであれば、基本的にはみんなモチベーションもスキルも高いですが、それ以外の国内大会にしか出ないレベルのチームのメンバーは、正直モチベーションが低い選手もたくさんいます。レベル1〜3あたりのチームだとやはりどうしてもチアリーディングは趣味程度と考えている人も多いので、練習に休んだり、急にやめたりということはよくあります。

強豪クラブの中の下位チームでもそういうことはよくあるので、強豪クラブに所属する選手全員がモチベーション高いとは言い切れないです。

もちろん、下位チームでも、海外でチアをやるだけで学ぶことはたくさんありますし実際楽しいです。が、もし、モチベーションがガンガンにたかい選手に囲まれてチアしたい!ということであれば、一番の近道は日本で自分のスキルを上げ、現地に行った時に少しでも上のチームに入れるように準備しておくことかと思います。

よくある質問

Q:日本ではベースだけど、海外ではトップに挑戦したいが可能ですか?
A:希望をいえば、海外で違うポジションを経験することもできますが、その場合もやはり、トップとしての経験がないとまずは下位チームで経験を積んでからになるので、いきなりレベルが高いチームに入れるとは限らないです。日本でベースをやっていたとしても、自分が目指したいレベル程度の技はトップとしても(完璧にできなくとも)経験はしておいた方がいいと思います。

Q:体型的に海外でトップとして起用してもらえるか不安です。
A:体重や身長よりもスキルを重視するので、身長が高いからといってベースになるということはあまりないです。体重はもちろん重すぎるのはダメですが、それでも50〜55キロくらいのトップはたくさんいました。ただしメインでできるのは40〜47キロくらいの選手でした。※クラブによって考え方もちがうので一概に判断はできませんが。身長でいえば、155〜165センチが平均的です。私は152センチですがチームでは2番目に小さかったです。

Q:語学学校とチアを両立できるか不安です。
A:確かにチアだけではなく、語学学校も通いながらチア留学する子が多い印象がありますが、語学学校といえども、週1から通える学校もあるので、自分がどれだけチアに専念したいのかを考えて語学学校を決めれば両立はそこまで大変ではないかと思います。むしろ日本での学校の授業と部活の両立ができていれば問題ないと思います。

Q:本格的にチア留学する前にチームの見学した方がいいですか?
A:雰囲気がクラブそれぞれ違うので、できるのであれば見学は事前にした方がいいと思います。ジムに入った時に挨拶してくれるか、話しかけてくれるか、だけでも居心地がいいと思えるか感じられると思います。そういったような居心地の良さを感じられるかどうかを事前に知るのは1年間を有意義に送るためには必要かとは思います。ちなみに、インスタグラムなどではどのクラブも楽しそうな瞬間しか投稿しないので、あまり鵜呑みにしない方がいいです。

Q:英語が不安です。
A:英語が不安という人は多いです。そういう人には、「アジア人が多いクラブは英語ができなくても居心地がいいと感じられるかもよ」とアドバイスしています。Southern Cross Cheerを私がお勧めする理由がこれです。オーストラリアのメルボルンというエリア自体にアジア人留学生が多く、その影響もあり、SCCにはアジア人選手が多かったのです。やはり心情的に同じアジア人というだけで安心するものです。

まとめ

今回は、世界大会にでて優勝したい場合と、そうではなく単純に海外で経験を積みたいという場合の2つに分けて解説しました。どちらの場合にも共通するのが「日本での準備、スキルアップ」が重要だということです。海外に行っただけではチアはうまくなりません。日本にいるうちにできる技を増やし、それをさらに磨くために海外に行くという考えの方が正しいかもしれません。もちろん新しいスキルを海外で習得することはできます。が、それも結局チーム練習外での自主練で習得することが多いです。それくらい海外のチーム練習はチームとしての練習を優先するのです。

この記事がみなさんの悩みに少しでも役に立っていれば嬉しいです。

友達にシェア!