ゴリエのライスボウルハーフタイムショーがやっぱりすごかった!〜リアルチアリーダーの感想〜

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ゴリエとコラボしたライスボウルのハーフタイムショーがやっぱりすごかったので、チアリーダー的な感想を書いてみようと思います。

元々ゴリエちゃんがライスボウルでコラボ演技するというのを知っていたので、いつ登場するのかと待ち侘びていたのですが、ハーフタイムショーの最後に登場でした!

登場した瞬間は、会場全体がブワッと盛り上がりました。さすが一世を風靡したゴリエちゃんだけある。30代にとってはまさに世代ですから、知らない人はいません。

みんながよく知っている「ペコリナイト」の曲に合わせて、150名ものXリーグのチアリーダーたちとパフォーマンスを披露していくのですが、キレのいいダンスはもちろん、ゴリエちゃんのラインダンスには会場も大盛り上がり!(いや、ほんとね、50歳の男性であそこまでキレ良く足上がる人いるんか???と思いました。)

最後の最後には、チアリーディングのスタンツ技を披露!この技は難易度こそ高くないですが、体をしっかりと締められない人を乗せるのはかなり大変なんですよ。。

たまに結婚式の余興で新郎をこのスタンツに乗せたりするのですが、新郎が怖がって膝を伸ばせなかったり体が締まっていないこともありかなり大変だった思い出が。なので、ゴリエちゃんは相当上手だったのではないかと推測します。

さて、ゴリエといえば、2002年にそのキャラクターをテレビ初披露して以来、2004年にはチアリーディングの代表的な曲と言っても過言ではない「Mickey」を日本語に書き換えたカバー曲でオリコン2週連続1位を獲得し、「Pecori Night(ペコリナイト)」もオリコン3位の快挙を成し遂げた超有名キャラクター。

当時は私はまだ小学生でチアリーディングのチの字も知らない頃でしたが、ゴリエちゃんのチアのことは鮮明に覚えています。

今考えると、チアリーディングを題材にしたコント、それも、おじさんがチアの衣装を着てそれをネタにするなんて、チアリーディング界で不快に思った人ももしかしたらいたかもしれないです。

しかし、ゴリエの場合は、中身であるガレッジセールのゴリさんがきっと心の底からチアリーディングを尊敬し、愛していたのではないかと思います。だから苦情や批判がなかったのかと。(そうじゃなかったら数十年後に復活なんてしないですからね)

その愛が伝わってくるのがこれ。

私的に、「ああ、この人本物のチアリーダーだな〜〜」と感心したのが、この笑顔を見たとき。チアリーダーにとっても笑顔の表情を作るのはとても難しいことなんですけど、こんなに大きな口を開けて自然に笑えるのはもうリアルチアリーダー他なりません。

あとこの表情。チアリーディングにはさまざまな表情があって、アメリカとかだとただのニコッとした笑顔だけではなく野獣のような表情だったり、ちょっと生意気感のある表情も求められるのですが、ゴリエはできてる〜〜。こういう表情のレパートリーができるというのもさすがです。脱帽。

先ほど、もしかしたら批判はあったかもしれないと前置きしましたが、事実として言えるのは、「ゴリエ」というキャラクターがいたおかげで今こうして日本にチアリーディングという文化が根付いたということです。当時の小中学生からしたら「ゴリエの名前を聞かない日はない」という感じでしたからね。

また、チアダンスのゴリエ杯も開催され、「お笑いのネタ」から「本気のチア」へと変わっていきました。

2021年夏にフジテレビで「15年ぶりにゴリエ復活」となった時もチアリーディング界大盛り上がりでしたし!それくらい日本のチアリーディング文化に欠かせない存在になったし、これからもその象徴として活躍してほしいなと密かに思っています。

2028年のロス五輪ではオリンピック競技にいよいよなるかもしれないチアリーディング。ゴリエちゃんも巻き込んでみんなでチアリーディング文化を発展させよう!

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ABOUT US
Cheer English 編集部
2007年に日本でチアリーディングを始め、2017年~2020年にはオーストラリア・メルボルンでチアリーディングの選手兼コーチとして、現在は日本全国を回り指導・振付を行なっています。日本と海外のチアリーディングについて皆さんに有益な情報をお届けします!