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台湾のチアリーディングが世界的に見てとても強いのを知っていましたか?毎年アメリカで開催されている世界大会では、超強豪アメリカ代表にも劣らないほどの実力。2017年の世界大会ではアメリカを抜き世界制覇した実績もあります。その台湾にある最強クラブチーム「MONSTER」にチア留学をする笹原光信さんにお話を伺いました!
笹原光信の自己紹介
広島出身。現在23歳。チアリーディングは2015年に上京したときに、東京のクラブチームPHOENIXではじめた。2016年と2019年のワールド(チアリーディング世界大会)に日本代表として演技をし、その後2019年5月から台湾にチア留学。現在は、台北にある現地の大学に通いながら、「MONSTER」というクラブチームに所属している。2023年6月までの留学を予定している。
台湾でチアをしようと思ったきっかけと留学方法
チアリーディングの世界大会でみた台湾代表の演技に憧れたのが主なきっかけ。日本で所属していたPHOENIXの練習に参加していた台湾代表選手の紹介で、MONSTERへの所属が決まった。留学に関わること(学校やチアチーム)はすべて自分で手配した。留学エージェントは使っていない。
チアと勉強の両立で苦労したこと
大会練習期間と大学の期末テスト期間のタイミングが重なってしまったときはかなり大変だと感じました。
また、練習場所と寮までが往復3時間かかる事、留学先の食事が合わず、一時体重が5キロ落ちたこと、中国語の発音が難しいため言いたいことが通じない、討論できないなど、数えきれないほどの苦労話があります。
台湾と日本のチアでの違い
練習方法が自由なところです。それぞれが好きな練習を好きな人とやるといった感じです。特にパートナースタンツの練習の時は、周りに気を使っていては練習ができません。練習をやりたい人は、皆が練習をしている輪に入って、自ら積極的にトップ(フライヤー)に声かけなければいけません。
決められている練習方法があるわけではないので、自分が誰と練習をしたくて、どんな技の練習をしたいのかなど意思がないとなかなか上達できない環境です。
台湾にチア留学してよかったこと
チアを通して語学力が向上すること。そして、チアチームを通して沢山の友達ができたことです。また、積極的に会話をする事、自分が思った事を相手にしっかりと伝えることが大事だということが学べたのもよかったです。
ただ、語学力が足りなくて、大会練習の時に監督に怒られたのにも関わらず、喋るのが早すぎて聞き取れなかった事もまだまだあるので、これからチアも語学も上達できるよう精進していきたいと思います。