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Weber State Universityのチアリーディング部に潜入!今回は選手たちの学校生活などの生活についてレポートします!
チアリーディング部の練習施設や選手のレベルや出身については下記の記事をご覧ください。
さて、強いチアリーディングを求めにアメリカ国内のみならず国外からも選手が集まるWeber Univesityですが、選手たちはどのような生活を送っているのでしょうか?
Weber State Universityの立地
訪問レポート①でもお伝えした通り、Weber State Universityはアメリカ・ユタ州のソルトレークシティに位置します。
ソルトレークシティの中心エリアから北に車を40〜50分程度走らせるとOgden(オグデン)という街が見えてきます。そのオグデンという街にWeber State University(ウィーバー州立大学)があります。
大学周辺の様子
山岳地帯?というのか、とにかく山、山、山。道路が山に挟まれていて、中心エリアからオグデンまでの40分間はずっとこのような山々の景色が連なります。
中心エリアからは離れており、日中はのどかな雰囲気なのですが、夜は街灯が少なくこの暗さ・・・。車社会なのでこの夜道を歩くことはないですが、それでも少し怖いですよね。
なお、治安が悪いわけではなく、むしろ「家族を養うのに良い街」にも選ばれているようなのでご安心を。
大学キャンパス周辺は閑静な住宅街ですが、SUSHIショップがあったり、ステーキ屋さんがあったり、セブンイレブンがあったりと、生活する分には困らない程度にライフラインが揃っています。
学校から車で10分程度のステーキ屋さんで選手の皆さんと行ったのですが、レストランの入り口がWeber State University仕様になっていたりと、大学を中心とした街なのかな?という印象も受けました。
ということで、大学周辺は一言で言えば、かなりの田舎です!オリンピックが開催された地として有名ではありますが、観光地として栄えているわけではないようです。
チアが有名な大学って実は田舎にあることが多いみたいで、「チアしかすることがない」という状況のようです。逆に大都市の繁栄したエリアにあったら遊びにも簡単に行けてしまい、チアだけに集中する環境が作りづらいのかも知れません。
Weber State Universityに入部するには?
かなりの強豪チームだけあって、入部を希望する選手はアメリカ国内外から多数います。トライアウトはオンラインでも行われているようで、国外にいる選手は自分の実力がわかるビデオを送るだけとのことです。
面接がない代わりにそのビデオだけで判断されてしまうので、もしすでにWeber のチアに人脈があるならばトライアウトを受ける前に連絡をとった方がいいと選手自身も言っていました。
オーストラリア人の私の友人が今Weberに所属していますが、すでにWeberに入っていた友人に連絡をとり、コーチとzoomミーティングの場を設けてもらい直接話したことで入部ができたとも語っています。
また、トライアウトは現在チア未経験者が受けることはないそうです。トライアウトに落ちる選手もいるとのことです。
練習と授業との両立
練習は週3回、それぞれ3時間ずつです。平日の12時30分〜15時30分に練習があるので、授業との両立はどうしているのかと聞いたところ、練習と被らないように履修するクラスのスケジューリングを上手く行なっているとのことでした。
また、外国人選手はチアリーディングのためにWeber StateUniversityにきているので、大学を卒業することが目的ではないので、チアリーディングに満足したら学校を辞めるという選択肢もあるようです。
生活にどれくらいお金がかかるの?
アメリカの大学でチアしたいと思ってもまず気になるのが費用面。
学費
Weber State University(ウィーバー州立大学)はアメリカでは規模が小さい方で、学費も大きな大学に比べると比較的安い方とのことです。年間16,000USD(約215万円)が学費でかかるとのこと。
奨学金
Weber State Universityは留学生に対して授業料のおよそ半分を賄ってくれる奨学金があるとのことです。つまり215万円の授業料が半額になるので、年間およそ107万円となります。
さらに、チアリーディング奨学金もあるようで、こちらに関しては、Weberに所属して何年目なのかやスキルによって奨学金額が決まるようで具体的な数字は教えてもらえませんでした。みんな違う額なので言いにくいですよね(汗)
チアリーディング部費用
チアリーディングにかかる費用はほとんどないそうです。大学所属の部活動なので部費も微々たるもので、アメフトなど大学の他の運動部がアディダスからスポンサーを受けているようでチームウェアやユニフォームは全て支給されるとのこと。(良いなあ〜)。
ただ、遠征費は実費となるため、アメリカ外の国際大会に出場する場合はそれなりの費用がかかるようです。とはいえ現状ほぼ全ての世界規模の大会がアメリカのフロリダで行われているので、そこまで多くはかからないはずです。
その他は、アパートの費用や食費など一般的にかかる費用がかかってきます。
外国人選手のアルバイト事情
アメリカ人であれば、大学外でもアルバイトをしながら生活費を賄えますが、外国人の場合、アメリカは学生ビザの場合働ける時間数が決まっているので思うようにアルバイトをすることはできません。
Weber State Universityではキャンパス内でアルバイト募集をしているので、外国人選手たちはそこでアルバイトをしながら少しでも生活費用を稼ぐようにしているとのことでした。
私の友人は、Weber大学内の事務でアルバイトをしているとのこと。時給は10〜12ドル。
みんなどこに住んでいるの?
大学内に寮もあるようですが、多くの選手が学校近くのアパートを自分で借りて住んでいるようです。1つの大きな戸建を借りて、仲のいい選手が何人かでシェアしている場合もあるとのこと。日本だと、1人暮らしが基本で、友達とシェアする文化があまりないと思うのですが、海外だとよくあることです。
いかがでしたか?
アメリカの大学でのチア留学はみんなの憧れ。今回自分で足を運んでみて、意外とこういう強いチームでチアするのも遠い夢ではないなと感じました。私はすでに現役引退していますがこれから若い世代の選手たちがどんどん海外に出て夢を叶えてくれたら嬉しいなと思います。