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チアリーディングの本場・アメリカのルールでは、スタンツがレベル1〜7までレベル別に細かく分かれていることを知っていますか?分け方が非常に細かく、指導者でも戸惑うほどとも言われています。
そこで今回は、初心者にもわかりやすく簡単にスタンツのレベルについて解説します。
レベルはどれくらい細かく分けられているの?
JCAでは、「年代別」で部門が分けられていますが、USAジャパンでは「年代別」かつ「レベル別」で部門が分けられています。このレベルには、現在レベル1から7まであります。
2019年より新しく「レベル7」部門が開設されたためルールが大幅に変わりました。
尚、この記事は初心者向けに要点のみをまとめています。細かいルールが他にもあるので、実際に大会に向けた演技を作る場合にはルールブックを確認してください。
はじめに・・・スタンツの高さについて
まずレベル別に解説して行く前に、「スタンツの高さ」の定義についてお話ししなければなりません。
- グランドレベル
競技フロア上にいること - ウエストレベル
ベースのウエストあたりの位置でのスタンツ - ショルダーレベル
ベースの肩の高さあたりの位置でのスタンツ - プレップレベル
ベースの胸あたりから頭より少し上までの位置でのスタンツ - エクステンションレベル
ベースの両手を伸ばした位置でのスタンツ
さて、ここからは1〜7のレベルごとに「高さ」と「回転数」の2つのポイントから解説していきます。
レベル1のスタンツ解説
スタンツの高さ
基本的には、グランドレベルからプレップレベルまで。高さがそこまで高くならないため、最も安全なレベルとなります。
スタンツの回転数
4分の1回転まで。回転数がほぼないので、初心者にも習得しやすいレベルです。
レベル2のスタンツ解説
スタンツの高さ
片足で立つスタンツはプレップレベルまで。両足で立つスタンツならエクステンションレベルまで可能になります。
スタンツの回転数
2分の1回転までとなり、半回転するスキルが必要となり、レベル1よりも難易度が上がります。
レベル3のスタンツ解説
スタンツの高さ
片足で立つスタンツでもエクステンションレベルまで可能になり、レベル2に比べて一気に難易度が上がります。
スタンツの回転数
片足で立つエクステンションレベルのスタンツなら2分の1回転まで可能、ただし、両足で立つエクステンションなら1回転まで可能。ただし、片足で立つエクステンションレベルのスタンツは2分の1回転までとなります。
レベル4のスタンツ解説
スタンツの高さ
レベル3と同様、片足で立つスタンツでもエクステンションレベルまで可能。
スタンツの回転数
1回転半まで可能。ただし、片足で立つエクステンションレベルのスタンツは1回転までとなります。
レベル5のスタンツ解説
ややこしいのがレベル5以降。なぜなら、「スタンツの高さ」も「スタンツの回転数」も決められているルールがほぼ同じだからです。それでは何が違うのでしょうか?細かいルールの違いを見ていきましょう。
スタンツの高さ
レベル3や4と同様、片足で立つスタンツでもエクステンションレベルまで可能。
スタンツの回転数
2回転と4分の1まで可能。レベル4と比較すると一気に回転数が上がり難易度が高くなります。
レベル6のスタンツ解説
スタンツの高さ
レベル3〜5と同様、片足で立つスタンツでもエクステンションレベルまで可能。
スタンツの回転数
レベル5と同様、2回転と4分の1まで可能です。
レベル5との大きな違い
リワインドと呼ばれる、トップが宙返りをしながらスタンツに乗る技が実施可能となります。
レベル7のスタンツ解説
スタンツの高さ
レベル3〜6と同様、片足で立つスタンツでもエクステンションレベルまで可能。
スタンツの回転数
レベル5や6と同様、2回転と4分の1まで可能です。
レベル6との違い
実はレベル1〜6までのレベルとレベル7は大きく演技スタイルが異なります。スタンツには決定的な大きな違いがありませんが、ピラミッドやバスケットトスと呼ばれる要素に大きな違いが見られます。
いかがでしたか? ルールがかなり細かく分かれているのでここでは説明できていないことも多いですが、今回はわかりやすいようにかなり簡単に説明しました。参考になれば幸いです。