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チアでの効果的な練習について、皆さんはどのようなものだと思いますか?そして、皆さんはどのようなトレーニングをしていますか?
さて、私がオーストラリアの今のチーム、SOUTHERN CROSS CHEERに来てから、通しの概念が日本とは違うなと感じるようになりました。
そこで、今回は、大会前に行う、チアでの効果的な練習方法についてお伝えします。
日本にいる時、私の所属していた高校、大学、社会人チームでは、「空通し」「前半通し」「コール通し」「後半通し」、そして全てが組み合わさった「全通し」が普通でした。つまり、2分半の演技を部分ごとに区切って通す方法。
今いるチームでは、部分で区切った通しは行いません。基本的には2分半を最初から最後まで通しますが、実施する技は以下のように決められています。
通しの種類
- マーキング: 空通し。日本式の空通し同様、スタンツやタンブリング、ジャンプなどすべて空で通すこと。
- ハードマーキング: ツイストや回転は入れずに、全てストレートでスタンツを行う通し。タンブリングやジャンプはやる義務なし。
- タンブリングラン: タンブリング以外は空通し。
- ビルディングラン: スタンツ以外は空通し。
- フルアウト: 全通し
だいたい大きく分けるとこの5つになると思います。この方法、メリットがたくさんあることに気づいたのです。
心理学的にいうと、イメトレ1回で全通しを1回するのと同じ効果があるようです。空通ししている間も脳はイメトレしているので、必然的に、部分通しではなく、部分的に空通しが入っていたとしても2分半全て通してしまった方が効果が高いといえますよね。
この、通しの方法、皆さんも取り入れてみてください。