外国でチアをする理由〜チア留学のパイオニアになりたい〜

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外国でチアをする理由。わざわざ日本を出る必要はあったのだろうか?と自分に問いかける。いや、出てよかった。あたらしい世界が見えた。成長した。今日は、私が外国でチアをする理由についてお伝えしようと思います。

最近悲しいことがあった。日本人のチアリーダーから直接的ではないけど、「海外でチアして鼻高くなるやつは嫌い」と言われました。ああ、鎖国だなあと思った。

私がそもそもなぜ海外(オーストラリア)でわざわざチアやっているかというと日本で学ぶチアではなく、海外で新しい視点でチアリーディングを学びたかったから

海外でチアしてて、日本のチアのほうが優れている部分もわかるようになったから日本のチアのレベルが低い、日本のチアださい、とは思っていない。でも逆に、技術的に、そして組織的に日本が改善すべき点もたくさんある。

私は日本人がチアリーディングにおいて世界で上位に入ることは決して難しいことではないと思っている。けど上位に入るには、世界基準でチアリーディングをしていかないといけないと思っているその「世界基準」がまだ日本に伝達しきっていない気がするのである。

日本にポテンシャルがあるからこそ、日本が世界で成績を上げる日が来るのがすごい楽しみで。で、私はその世界基準を今のオーストラリアのチームで学ばせて頂いているから、いつかそれを日本に伝えていきたいなと思っている。

が、しかしそういう「海外で学んできた人」は日本ではうっとうしいと思われてしまうらしい。(全員ではないと思うが)ああ、本当に鎖国である。

卑弥呼、聖徳太子、小野妹子、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、勝海舟、岩倉具視、伊藤博文、福沢諭吉、津田梅子、森鴎外、夏目漱石、北里柴三郎、野口英世…
私たちが歴史の時間に習った歴史上有名人物が
こうやって海外に赴き(当時なんて命がけであったろうに)、海外で学んできた良い知識を日本に伝えてきてくれたからこそ今の日本の技術や文学、政治が発展してきた。

今でいえば、野球でダルビッシュ、サッカーで本田、フィギュアなんてトップ選手は皆海外拠点。スポーツ界でも、トップ選手たちは海外で技術を学んでいる。

それが、チアになると海外でやっているから調子のるな……といわれるのはおかしい。

そういう感情が起こる原因としていえるのは日本人の海外離れと帰属意識かもしれない。帰国子女が日本の中学校に入学すると、いじめられることがあるのと一緒で、「海外に住むこと」や「海外で働くこと」が珍しく、そういう人がよそ者としてみなされる。

そういうやつは私たちには属さないから、仲間ではない。と。そういうやつが、海外海外いっているとあいつ海外かぶれしやがって!と感じるのかもしれない。

さらに言うと、海外が憧れだけど行けない人による妬みでもあるのかもしれない。(ちょっと乱暴な言い方)

結論から言えば、海外に行って何かを学ぶ人は、鼻を高くしに行っているわけではなくて、かなり真剣にその技術を磨きたくて行っているわけで。で学んでいるうちに、日本にまだない技術がたくさん見えてきて、日本にもこの技術伝えていきたい!と思うわけで。

少しわかってもらえるといいなあ。

Youtubeでみようみまねでラーメン作って、俺は世界で一番うまいラーメン職人になるんや!と言いながらその作っているラーメンが伸び伸びだったら、世界のどこからもきっと認められないのと同じで、「正しい技術を正しい人から学ぶ」これが今できるのが、今私がいる環境が私にとってベストだと思うので、自分の軸をぶらさずにやっていこうと思います。