2020年の大会情報を更新しました!(2020年5月21日時点)

チアリーディング・ワールドとは?規模や開催場所、部門について

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皆さんこんにちは!オーストラリアでチアリーディング兼コーチをしている笠原園花です。

チアリーディングのワールドについて解説します。最大規模の世界大会であり、各国から多くの選手が集まります。今回は主に、開催場所や時期、部門や雰囲気について紹介していきます。

「ワールド」の概要
通称ワールドと呼ばれているチアリーディングの世界大会ですが、正式名称は「The Cheerleading Worlds」です。アメリカでも略して「Worlds」と呼ばれています。ワールドはUSASFとIASFというチア協会が共催している、オールスターチーム向け、つまりクラブチーム世界一を決める世界大会です。

毎年1万人以上の選手が各国から集結していますが、2020年からは部門も増えるため、さらに多くのチアリーダーが出場することが予想されています。

ワールドの開催場所や時期
ワールドは、毎年、アメリカ・フロリダ州・オーランドにあるディズニーワールド内で開催されています。ディズニーワールドに行ったことがある人はわかるかもしれませんが、フロリダのディズニーワールドは、東京のとはまるで規模が異なります。その広さは、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた面積の110倍と言われています。広い…


そのパーク内にはESPNというスポーツ用のエリアがあります。この地球儀は見たことがあるかもしれませんね。ここでチアリーディングの世界大会が行われるのです。

時期は毎年4月末で、3日間にわたって開催されます。ほとんどのチームがこの3日間で2回演技を行い、最終日は決勝です。ここでの演技で全てが決まります。

ワールドの大会会場
ワールドの大会会場はESPNと呼ばれるエリアで行われますが、そのエリア内にさらに4つの大会会場に分かれています。プレハブのような一時設置された会場もあれば、2019年に新しくオープンした新設会場もあります。人気の部門ほど良い会場で演技ができる傾向にあります。

ワールドの歴史
もともとアメリカNo.1を決める大会として2004年に大会が初開催されました。なんと当時は部門が、シニア・オールガールレベル5とシニア・コエドレベル5の2個しかなかったんです。2006年にはインターナショナル部門も新設され、国際的な大会になっていきました。それでもこの年はレベル5しかありませんでした。2007年にはインターナショナル・ジュニア部門、2008年にはインターナショナル部門にレベル6が追加、2011年にはジュニア部門がワールドから消えてしまいました。2016年にはインターナショナル部門にも男性選手の人数が4人までに限られるスモールコエド部門とそれ以外のラージコエド部門に細分化されたり、2019年にはついに「Non tumbling」部門という演技にタンブリングが一切入らない部門や演技にチャントが入るグローバル部門まで開設されました。そして2020年、レベル7という新レベルの部門が追加されました。

このように、ワールドは15年以上の歴史を持ち、毎年毎年改善を重ね、チアリーディングというスポーツの普及に貢献しています。

2020年のワールドでの部門
部門がどんどん増えていて、もうなにがなんだかわからない!という人向けに今から全部リスト化します。アメリカ以外のチームも出場できるインターナショナル部門に絞って説明します。※Coedと書かれていないのが女子部門です。

IASF OPEN LEVEL 5
IASF Open Level 5
IASF Open Level 5 Coed 4 (Small Coed)
IASF Open Level 5 Coed 16 (Large Coed)

IASF OPEN LEVEL 6
IASF Open Level 6
IASF Open Level 6 Coed 4 (Small Coed)
IASF Open Level 6 Coed 16 (Large Coed)

IASF OPEN LEVEL 7
IASF Open Level 7
IASF Open Level 7 Coed 4 (Small Coed)
IASF Open Level 7 Coed 16 (Large Coed)

IASF NON-TUMBLING LEVEL 6 ★タンブリングなし
IASF Open Level 6NT
IASF Open Level 6NT Coed

IASF NON-TUMBLING LEVEL 7 ★タンブリングなし
IASF Open Level 7NT
IASF Open Level 7NT Coed

IASF GLOBAL CLUB LEVEL 6
IASF Global Club Level 6
IASF Global Club Level 6 Coed

この合計15個の部門です。部門それぞれに各国から選ばれた約30 チームが競い合うので、総勢選手の数は数えなくてもすごそうなのがわかりますよね。

ワールド出場権獲得方法
世界大会に行きたいからといって誰でもどのチームでもいけるとは限りません。各国で開催されているビッドイベントと呼ばれる大会で代表として選ばれなければいけません。私が現在いるオーストラリアでは各州で多くのビッドイベントがありますが、日本ではまだまだ少ないのが現状です。

ワールド出場権には3つある
ワールド出場権には3種類あります。
・Full paid Bid(フルペイドビッド)
・Partial Paid Bid(パーシャルペイドビッド)
・At Large Bid(アットラージビッド)
Full paid bidは、いわゆるシード権で選手一人当たり約10万円が支給されます。Partial Paid Bidは半シード権のようなものでチーム当たり約30万円が支給されます。At Large Bidが通常の出場権で、お金の支給はありません。

選手数が多い国だと、この出場権が振り分けられる数も多くなり、私が現在オーストラリアでは、Full Paid Bidはオーストラリアの中で1チーム、Partial Paid Bidは30 チーム獲得できます。それくらいオーストラリアのチアの規模が大きいことを表しています。オーストラリアではFull Paid Bidが初めて用意されたのが2017年でした。私のチームSouthern Cross CheerleadingのLEGACYがそのシード権を獲得し、「アメリカ以外の国ではじめてフルペイドビッドを獲得した」として話題になりました。

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