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チアリーディングには現在キッズを対象とした教室が増えてきています。どのような教室を選ぶべきかは、それぞれの目的によって変わります。今回は日本全国に様々なキッズチアの中から子供に合った教室を選ぶコツを紹介します。
キッズチアには大きく分けてチアリーディングとチアダンスの2種類がある
まず一番先に知っておきたいのが、チアの種類。ここら辺が親御さん方が最初に引っかかるところかと思います。チアと言っても、細かく分けるとと〜ってもたくさんの種類があるのですが、大きく分けると「チアダンス」か「チアリーディング」になります。キッズチアでも同じです。
大きな違いは「スタンツ」と呼ばれる人を持ち上げるアクロバティックな技があるかどうかです。教室の先生に「スタンツは行いますか?」と聞けばわかると思います。
チアダンスにはスタンツが含まれず、基本的には床で行うダンスが中心となります。一方、チアリーディングにはダンスも行いますが、どちらかというと、スタンツや側転技などのアクロバティック要素が強いです。
キッズの時点では、チアリーディングの方でも難しい技を行う教室は少ないですが、体験会の時点ではチアダンスとチアリーディングのどちらも試してみるといいと思います。また、1つのキッズ教室で、チアダンスクラスとチアリーディングクラスの両方を開催するところもあれば、どちらかを専門にしているところもあるので、体験会などに行った際に確認するといいです。
大会出場かイベント出演のどちらを重視しているキッズチア教室か
キッズチアの教室の目的には、大きく分けると2つに分かれます。
1つ目は、大会出場を目的として活動しているチーム。2つ目は、大会出場はせずイベント出演や日々のレッスンをメインとするチーム。
「大会出場はしているか」「イベント出演は年間を通してどれくらいあるか」「教室内発表会はあるのか」とキッズチア教室の先生には聞いておくといいと思います。
尚、大会を目指すチームの中には、小さな大会のみに経験値アップとして出場する教室と、全国大会を目指してレッスンを行うチームとがあるので、しっかりと把握すべきです。「入ってみたら全国大会を目指すような教室だったため、家での自主練も必須で、親としてもかなり大変だった」という声はたまにあるので、他の習い事との兼ね合いも考えて決めるべきです。ただ、上を目指すという経験をキッズのうちからできるのはいい経験になると思います。
大会出場をしない教室では、日々のレッスンだけになりますが、教室内発表会を年に一回程度開催するところも多いので、人前で発表する場としては十分かと思います。
大会出場を目指したいのか、イベントや発表会重視がいいのか、目的により所属する教室が変わるのでしっかり考えておくといいでしょう。
キッズのうちにチアを習うことのメリット
キッズのうちにチアを習うことのメリットとしては、下記が挙げられます。
- 友達や周囲の人と協力をする力を養う(協力して1つの演技を作る)
- 列に並ぶ、声かけをするなど団体行動力を養う
- 「笑顔」をはじめとした表現力の向上
- 人前で自信を持って演技をする力
- 基礎体力の向上
キッズチアリーディングは、他のスポーツよりも「人前で演技する機会」が多いです。そのため、誰かと協力して1つの作品を作り上げる経験ができ、団体行動力の向上に役立つと信じています。
一方で、基礎体力の向上という面では、もちろんチアを通して培うことは可能ですが、他のスポーツの方が優れている場合もあります。(例えば、水泳など。)これも、大会出場を目指しているチームなのかイベント中心かにもよるので一概には判断できません。
もし、チアを通して基礎体力をつけたいというのが目的であれば、レッスン時間のうちどれくらいの割合を基礎練に使っているのかを事前に聞いておいた方がいいと思います。
また、私がよくおすすめしているのは、基礎体力をつけるスポーツとチアのハイブリッド型です。例えば、水泳や体操など体の基礎となる軸や基礎体力をつけられるような習い事をしつつ、チアもやるというスタイルです。
特にチアリーディングは、演技の中で側転などの体操技も行ったり、人の上に乗ったり持ち上げたりするスタンツ技も入るので、サブ習い事として別のスポーツを習っておくと、相乗効果を発揮し、チアスキルもぐんっと上がります。学生になってからも、チアリーディングをしながら体操教室に通う選手はたくさんいます。
まとめ
キッズチアリーディングといっても目的別に教室の選び方は変わるので、事前にチアを習う目的をある程度は固めておくと選びやすくなると思います。
- チアリーディングがいいのかチアダンスがいいのか
- 大会出場を目指したいのか
- 人前で演技する機会が欲しいのか(イベント出演があるのか)
- 基礎体力をつけたいのか
これら4つに関してある程度考えた上で体験会に臨んでみてくださいね!