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チアリーディングの世界大会用の振り付けが始まりました。その様子をお伝えします。
1月28日にドバイを出発し、シンガポールを経由して、1月29日にオーストラリアのメルボルンに到着。
時差ボケが治らないまま、今日から世界大会演技用のChoreograph(コレオグラフと読み、振り付けを意味します)がはじまりました。
カナダの有名な振付師 SPRING CDT のリサさんによる振り付けです。
振り付けの日にはチーム全体からコーチより、以下のことが言われました。
✓チアはれっきとしたスポーツなので、アスリートらしく振舞うこと。
✓女子は高い位置でポニーテールを結び、チアリボンをつけること
✓移動も演技を美しく見せるための材料。振り付け中、自分が理想とするポジションにつけないこともあるが、チーム演技は「あなたがどれだけ優れているかを見せるもの」ではなく、「チームのベストをみせるもの」ということを忘れないでほしい。
✓チアロール(演技の移動に使う移動方法のこと)を練習して!
✓ジャンプは3連続ジャンプとジャンプからのタックで判断される
✓集中!
✓言われたことに対してすぐ動き、とにかく自分のベストを尽くすこと
事前にメンバーから「振付師は時々怖いから、いわれた通りにちゃんと動くんだよ」と言われていて、かなり恐る恐るの振り付け。
すでにリサさんの頭の中には構成が出来上がっていて、それをメンバーのスキルと照らし合わせながら、自由自在に変更していく。
ジャンプは、ぶっつけ本番で一人一人「パイク⇒フロントキック⇒トータッチ」の3連続ジャンプをリサさんに見せていく。
自動的に、いい順番から1、2、3の数字をつけられ、ジャンプの位置が決まる。ジャンプが汚いと「あなたのジャンプひどすぎるww」と笑われたりします。私はパイクのあとのリズムがおかしくなってフロントキックがいつも通りできなかった……!
好評価をもらったけど、その前からの移動の関係で後ろから2列目の位置に!
日本だとジャンプはいつも前の方で飛ばせてもらっていたけど、これがまさに、事前にコーチから言われた「個人のスキルを見せるための演技ではない」ということなんだと思う。
例えば、バク転バク転ひねりができるメンバーでも、移動の関係で、その技をやらなかったり
ということすらあった。
技だけでなく、移動もクリアに見えるように、演技を考えていくのは、日本ではあまりないなあと思う。日本だと、とにかく技を追求し、移動はダッシュが多い。
評価基準が異なるので何とも言えないが、いつかオリンピック競技になるなら、このアメリカ基準を見習わないとなあと思っている。
初日の振り付けは3時間。オープニングから3分の2くらいまで振り付けが完了。チア人生最もハードな構成内容となり、今から全通しを考えると吐きそう。オープニングから捻って捻って捻っている。体力つけねば。
初日から、久しぶりに再会するメンバーや初めましてのメンバーに暖かく迎えてもらい、なんとか初日の振り付けを終えられた。明日からも振り付けはあと4日間続く。
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