チア留学にかかった費用の全貌をお伝えします〜2年半でかかった全費用〜

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チア留学にかかる費用についての質問が多いので、今回はかなり詳細にまとめました。過去の請求書まで全て遡っています(笑)私はオーストラリア・メルボルンにあるSouthern Cross Cheereladingというオーストラリアでは規模の大きいクラブチームに所属していました。

下記の費用一覧はあくまでも私がチアジムに対して支払った額や大会出場に際してかかった費用です。またアメリカの超強豪チームになるとこれ以上のレッスン費用がかかるようです。そして、これに加えもちろんその他食費や家賃がかかります。

簡単な費用のまとめに関してはこちらの記事もご覧ください。

2年半におよぶチア留学の合計費用は?

合計額は、2,535,254円でした。ということは、1年で換算すると大体102万円くらいかかっていたということですね。私立大学に通うのとおおよそ同じくらい。チア学部に入学したと言ったところでしょうか。ただし、これはあくまでもチアにかかった費用なのでその他諸々はもっとかかっていたと思うと、信じられません。在オーストラリア中に世界大会にも毎年出場でき、コエド、オールガール、レベル4〜7までと多くの部門も経験できました。費用だけ見ると「ううう、、、」となってしましますが、でもこれだけの経験をさせていただいたことには間違いないと胸を張って言えます。ちなみに、一つだけのチームに所属で世界大会にも出場しないというスタイルであればもっともっと費用を抑えられると思います。

他にどのような費用がかかっていたのか、クレジットカードの過去履歴をざっくり見てみたところ、おおよそ下記のような項目でした。

  • 家賃
  • 食費(スーパーやコンビニでの買い物、日本食が高いです)
  • チームメイトとの食事代(大体バーガー系、マック、KFC)
  • チームメイトとのお出かけ代や映画代(やはりここはケチりたくないところ)
  • 携帯インターネット代
  • 保険代(一度怪我した際に治療費で実費46920円かかりましたが保険のおかげで全額戻ってきました)
  • 交通費
  • 薬代、プロテイン代
  • マッサージ代
  • ビザ更新代、切替代

年別にかかった費用を見てみよう

1オーストラリアドル=85円で計算しています。また当時の物価・価格なので変動しているかもしれません。

2017年

2016年12月に初めてオーストラリアのチームにコンタクトを取り、まずは、2017年5月〜7月の3ヶ月お試しで練習に参加させてもらうことに。2017年は3ヶ月のみの費用となります。

往復航空券代(日本⇄メルボルン)114,190円
トレーニング費用         35,955円
往復航空券代(メルボルン ⇄シドニー) 14,000円 ※1

チームに本格所属というよりは、まずはお試しの3ヶ月だけだったので、チームでお揃いのトレーニングウェア代や大会出場費用の支払いはなく割とお手頃価格ですみました。

もちろんこれに3ヶ月分の家賃や交通費、食費がかかります。なぜかこの3ヶ月間に現地で普通のトレーニングジムにも通っていました。

※1. 最初の数週間はなんとチームのオフ期間にかぶってしまい練習できず、すぐにでも練習したくてうずうずしていた私はシドニーまで行って他のチームの練習に参加させてもらっていました。シドニーへの航空券代はそれが理由です。

2018年 合計776,661円

3ヶ月のチア留学を経て、一時的に帰国したものの、ひょんなことから世界大会出場メンバーに選ばれ、オーストラリア・メルボルンへ本格渡航。今回は世界大会出場費用も含まれるので一気に出費が膨らみました(涙)また、観光ビザからワーホリビザへの切り替えのために一時帰国もしているので航空券代がすごいことになりました。チアに関わることだけでこの金額。家賃や食費、交通費を入れた金額はもう見たくありません。

尚、2018年度は途中からレベル5 Non Tumbling(NT)チームにも所属したのでその分の大会出場費用も含まれます。

項目の左横に「▲」と記しのあるものが世界大会に関してかかった費用になります。

片道航空券(ドバイ→メルボルン)49,958円 ※2
クラブチーム年間登録費用 6,375円
▲往復航空券代(メルボルン⇄オーランド) 152,612円
▲コーチの航空券代※メンバーで割り勘 6,375円
▲世界大会出場費用(大会期間中の選手村宿泊費含)89,250円
▲世界大会用レッスン費用、振付&音楽 81,850円
▲アメリカ現地での宿泊費用 38,250円 ※3
▲アメリカ現地でのチーム用移動バス費用(ガソリン代・高速代込) 14,875円
▲アメリカ現地での練習用大会出場費用 8,075円
▲アメリカ現地でのチアジムレンタル費用 8,500円
▲チームウェア 13,345円
▲アメリカの観光ビザ代 1,526円
往復航空券(メルボルン⇄日本)※ビザ切替のため 100,000円
ビザ切替のための健康診断費用 18,900円
レッスン費用(2018年残り分)103,870円
大会出場費用①(レベル7コエド)5,100円
大会出場費用②(レベル7コエド)5,950円
大会出場費用③(レベル7コエド)7,650円
大会出場費用④(レベル5NT)3,825円
大会出場費用⑤(レベル5NT)3,400円
大会出場費用⑥(レベル5NT)3,400円
クラブチーム発表会参加費用 1,700円
チームウェア追加分 2,125円
大会遠征往復航空券(メルボルン⇄ゴールドコースト) 23,800円
大会遠征先宿泊費用 20,000円
レンタルユニフォーム 5,950円 ※4

※2 直前の勤務地がドバイだったため、そのままメルボルンに向かった関係でドバイからメルボルンの片道航空券となっています。
※3 所属チームでは、大会開催の約10日前から現地入りして調整を行っていたため、その分の宿泊費用です。
※4 2018年はレベル7のコエドチームとレベル5のNonタンブリングチームの2チームに所属していたため、後者のユニフォームはレンタルしていました。幸いにもレベル7のチームのユニフォームはスポンサー提供だったので選手の実費はありませんでした。

2019年 合計1,109,378円

2019年も世界大会に出場したので出費ばかりです。この年は国内遠征も2回あったので航空券やホテル費用もかかっています。そして、オールガールチームとコエドチームの合計3チームに所属していたので、ほとんど毎日練習の日々で辛かったのに加え、その分レッスン費用も倍になりました(涙)こんなことしなければ出費はもっと抑えられるので皆さんには安心してほしいです。でもせっかくの海外チア、欲張りたいのです。

項目の左横に「▲」と記しのあるものが世界大会に関してかかった費用になります。

▲往復航空券(メルボルン→オーランド→日本)197,944円
▲片道航空券                140,739円 
▲コーチの航空券代※メンバーで割り勘 6,375円
▲世界大会出場費用(期間中選手村宿泊費含)、事前宿泊費用、チームウェア一式 163,625円
▲世界大会用レッスン費用、振付&音楽 81,850円
▲アメリカ現地での宿泊費用 38,250円
▲アメリカ現地でのチーム用移動バス費用(ガソリン代・高速代込) 14,875円
▲アメリカ現地での練習用大会出場費用 8,075円
▲アメリカ現地でのチアジムレンタル費用 8,500円
▲ユニフォームレンタル代 8,500円
レッスン費用と振付&音楽 ※世界大会とは別のチームの分 61,455円
アメリカ講師のクリニック参加代 8,500円
タンブリンググループレッスン費用 4,480円
レッスン費用(2019年後半分)91,885円
チームウェア追加分 1,650円
大会遠征往復航空券(メルボルン⇄アデレード)30,000円
大会遠征先宿泊費用 11,900円
大会遠征往復航空券(メルボルン⇄ゴールドコースト)30,000円
大会遠征先宿泊費用 19,975円
大会出場費用①(レベル7コエド) 4,250円
大会出場費用②(レベル4コエド) 8,075円
大会出場費用③(レベル7コエド) 7,650円
大会出場費用④(レベル7コエド) 5,525円
大会出場費用⑤(レベル7コエド) 4,890円
大会出場費用⑥(レベル6オールガール)4,890円
大会出場費用⑦(レベル7コエド) 6,800円
大会出場費用⑧(レベル6オールガール)3,400円
大会出場費用⑨(3チーム分)17,425円
往復航空券(メルボルン⇄ドバイ)※ビザ切替のため 117,895円
チアジム利用料(クリスマス〜新年明けのオフ期間分)4,000円

にしても、大会に年間9回も出ていたとは・・・よく頑張ったなあ。ちなみに、ビザ切替に関しては、実は少し難易度の高いビザに切り替えようとしていたため弁護士をつけていました。その費用はここでは割愛します(涙)高かったです。

2020年 合計485,070円

そして最後の年2020年。この年も世界大会に向けてチーム一丸となって練習に励んでおり、ほとんど全ての費用を支払い終わっていました。そこにやってきたコロナウイルス。アメリカ現地での宿泊費用や航空券代は残念ながら返金はありません。残念なことに、チームで利用していた旅行販売店が倒産。私の40万円は水の泡となりました。

項目の左横に「▲」と記しのあるものが世界大会に関してかかった費用になります。

▲ジム登録費用、世界大会レッスン費用、振付&音楽 106,250円
▲世界大会出場費用、チームウェア 73,100円
▲宿泊費用デポジット、コーチの飛行機代、チームリボン 78,200円
▲片道航空券(メルボルン→オーランド)77,520円 ※5
▲片道航空券(メルボルン→日本)150,000円 ※6

※5 幸にも、オーランドから日本に直接帰国しようと、日本行きのみチームとは別途で購入していたため、そちらは返金されました。
※6 コロナによる緊急帰国。当時は航空券価格が急騰し、片道でこの価格でした(涙)

まとめ

実は、これまで、ここまで詳細に費用をまとめたことがなかったのですが、あまりにも「チア留学にかかる費用を教えてほしい」という連絡が多いので、この際にまとめてみました。まとめてみてわかったのが、チアリーディングのレッスンを受けるためにかかる費用もありますが、やはりそれまでの過程に非常にお金がかかるということ。

でも、そういう過程も含めて人間としても成長できたし、それが今の活動の源になっていると思うと行ってよかったなとしか思いません。

以上

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ABOUT US
Cheer English 編集部
2007年に日本でチアリーディングを始め、2017年~2020年にはオーストラリア・メルボルンでチアリーディングの選手兼コーチとして、現在は日本全国を回り指導・振付を行なっています。日本と海外のチアリーディングについて皆さんに有益な情報をお届けします!