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チアリーディングJAPANCUP2020 まとめ

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

チアリーディングJAPANCUP2020のまとめをします。今年は新型コロナウイルスの影響で、例年通りのルールから大幅に変更となり、醍醐味であるスタンツは実施禁止となりました。それでも多くのチームが迫力のある演技をしていたと感じます。この記事では印象に残ったチームについて解説していきたいと思います。

※スタンツ部門は見ることができなかったので、チアスピリッツ・高校部門と大学部門を解説します。

大会全体を通した感想

JCAのチアリーディングスタイルは、USAジャパンに比べて、「スタンツ」の迫力勝負のようなイメージがあります。ちなみに、アメリカンスタイルの血を強く引くUSAジャパンのチアリーディングでは、2分半の演技全体の動きや流れがかなり重要。移動で手をぶらぶらするなんて御法度です。もちろん、スタンツの難易度も評価されますが。

さて、「スタンツがない」という状況下においてJCAのチームはどのような構成を作ってくるのか?とかなり期待感がありました。スタンツの勢いと難易度で演技構成をカバーしている印象が強かったので(私がJCAで選手としてチアをしている時もそんな感じでしたのでw)、スタンツのないJAPANCUPはとても楽しみでした。

私が特に感動したのは、帝京大学BAFFALOSさんと箕面自由学園高校GOLDEN BEARSさんです。両チームは1分半の演技の流れがとっても自然で、スムーズな流れ、それでいながら難易度もあるという素晴らしい構成だったことを覚えています。

チアスピリッツ・高校部門

箕面自由学園高等学校 GOLDEN BEARS 優勝

高校部門で圧倒的に印象が残っているのが王者・箕面自由学園高校GOLDEN BEARSでした。

まずオープニングの、「バク転バク転トータッチバク転バク転ひねり」。バク転バク転ひねりはアメリカの強豪チームがよくやる技ですが、それにバク転バク転トータッチをつなげるのは非常に体力を消耗するのでなかなかやりません(というか見たことない!)オープニングからあそこまで合わせて、ひねりまでこなせるのは本当にすごいなと思います。

それと印象的だったのが、移動でのタンブリング。移動する時にタンブリングを使うのは海外のチームでもよくやりますが、BEARSさんの演技ですごいと思ったのは、タンブリング移動して、正確に次のフォーメーションに入っていたこと。ずれなくタンブリング着地し、そこから次の技に入れるのはとても練習量が必要だと思います。

そして、ダンス。ダンスって意外と難しくて、大きく踊らないと審査員まで動きが届かないのですが、高校生の表現力で、首、胸、腕、肩、下半身をあそこまで大きく使って踊れるとは・・・すごい!チアリーディングでは体を一本にして締めるとうまく技が決まりますが、ダンスはそうはいかない。体のパーツをアイソレーションしないと大きく踊れないので、全然違う技術が必要なんですよね。

そしてエンディング。BEARSさんの演技を見た限り、いくら体力のある高校生とはいえ、相当な体力を消耗する演技内容だったと思うのですが、最後の最後にタンブリングを入れていたので、さすがBEARSさんだなと改めて感動しました。

チアスピリッツ・大学部門

帝京大学 BAFFALOS 優勝

いや〜〜〜さすが帝京大学BAFFALOSさん。期待を裏切らない迫力でした。私が帝京大学さんですごいなと思うのが、表情・表現力です。チアリーディングでは、「笑顔」が大事と言われますが、ただただニコッと笑っているだけでは残念ながら審査員まで届かないですよね。当日は、私は観客席から見ましたが、帝京大学さんの8人の表情ってとてもよく見えたんです。口を大きくあけたチア笑顔はもちろん、威圧感のある表情まで自由自在に表情を操っているなと思いました。NiziプロジェクトのJY Parkさんもよく言っていましたが、「演技力」ってすごい大事なんですよね。チアリーダーも演技力はとても大事だと思います。

そして、多くの方の印象に残ったであろう、時間差でのロンバクひねり。フォーメーションが後ろから前なので、バク転の足が開いているとかな〜〜り目立ってしまう構成ですが、そんなことを感じさせない綺麗なタンブリングフォームで、すごいなと感じました。

日本体育大学 VORTEX 第3位

日本体育大学VORTEXは惜しくも3位ではありましたが、私が個人的に今回のJAPANCUPで一番盛り上がった場面がありました。それがタンブリングシーンでの「ロンダード・ウィップ(テンポ)・バク転ひねり」です。大学部門でも高校部門でも、ロンバクひねりは多くの選手が行っていました。ロンバクひねりはアメリカのルールでは基礎技になるので世界大会では点数になりにくい技ですが、ロンダード・ウィップ(テンポ)・バク転ひねりは、エリート技と言われ、得点が付きやすい技になります。エリート技に該当するタンブリング技を行っていたのは、今大会では、日本文理大学BRAVESのメンズたちと、日体のこの女性選手しかいませんでした。体操出身の選手なのかもしれませんが、ハードマットでここまでできるのは本当に素晴らしいと思い感動しました。

最後に

実は、最後に日本のチアリーディングの大会を見たのが、2015年。そこから外国に飛び立ってしまったので、実に5年ぶりの日本の大会でした。練習を重ね、努力する日本人の皆様の演技はやはり気持ちがこもっていますし、見ていて迫力がありました。

観戦していて、少し気になった点といえば、「危険なタンブリングシーンが多いこと」です。チアリーディングの基本は安全であること。この意識はアメリカの方が強く、安全でないと判断されるものは全て減点です。ですが、残念ながら頭から落ちてしまいそうな未完成のタンブリング、膝から落ちるタンブリング、手をついてしまうタンブリングシーンが多く、思わず「きゃあ!!」と叫んでしまうようなこともありました。

難易度の高いタンブリングを無理に入れるよりも、少し難易度を落とした技を綺麗に決めた方が点数は必ず高くなります。指導者がいないチームもあるかと思いますが、生徒同士でしっかりと安全面に気をつけた構成作りができるとよりいいのではないかと思います。

今回は、特に印象に残った3チームのみの紹介ですが、次回はもう少したくさんのチームに触れられればと思います。

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