チアリーディングの英語ジャッジシートについて解説

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英語のコメントシートについて解説をします。ナショナルズの最後に、USA本部から頂けるスコアシートが英語で書かれていてよくわからないという声をいくつか頂いたので、コメントシートにかかれがちな用語や表現をまとめてみました。チアリーディング専門用語が多用されているので、英語ネイティブの人でも、チアの知識がないとなかなか訳しづらいと思います。できるだけわかりやすくまとめたのでぜひ参考にしてください!

アルファベット順に並んでいます。

英語コメントシート〜頻出単語〜

  • Body positions:体の姿勢
  • Chest Up:胸上げて
    全体的によく出てきます。タンブリングで使われるときは、着地などで胸が落ちているときです。
  • Diagonal:斜めの
    斜めという意味で、「斜めのフォーメーションがうまく使えている」などという時に使われます。
  • Floorwork:床を使った動き
    床を使った動き、具体的には床に寝そべったり、床に座ったり、そんなような動き全般をFloorworkと表現します。
  • Footwork:足の動き
    ダンスのコメントによく使われます。足のステップや足の動きのことを指します。
  • Incorporate Skills:身についていないスキル、ちゃんとできていないスキル
    まだ習熟度が浅いスキルを実施したり、スキルがきちんとできていないと、Incorporate Skillとか書かれることがあります。
  • Keep tight:体締めろ!
    体締めろです。書かれてしまったチーム、基礎練から頑張りましょう!
  • Landing:着地
    タンブリングやジャンプについてよく書かれます。
  • Leg levels:足の高さ
    よくジャンプの時に使われる表現です。足の高さを上げましょうというときに「Leg levels could be higher」と書かれたら「もうちょっと足あげてね〜」の意味です。
  • Levels:高低差
    構成全体やダンスについてよく使われる表現です。高低差があっていい構成だと「Good use of levels」と書いてもらえます。
  • Motions:モーション
    お馴染みの、「モーション」の意味です。
  • More confident:もっと自信を持って
    地味によく書かれる言葉です(笑)
  • Opening:演技のオープニング
  • Perform:演技する
    全体的によく出てくる単語です。例えば「They are performed with uniformity」なら、「揃った演技ができていた」というような意味になります。
  • Point Toes:つま先をポイントにする
    よくジャンプのつま先を伸ばせという意味でシートに書かれます。書かれやすい項目なのでおそらく「Point toes」と書かれてしまったチームは多いのではないでしょうか?(汗)
  • Precise:正確に
    これは本当によく使われます。「More Precise」と書かれることが多く、その場合は「動きをもっと正確にしましょう(=揃えましょう)」という意味なので、しっかり直すようにしたほうがいいと思います。
  • Routine:構成
  • Running Tumbling Pass:走りタンブリングパス
  • Seemless:途切れのない
    日本でもユニクロとかがシームレスという言葉を使いますが、チアでは動きに途切れのないようにするという意味でよく使われます。Seemlessな構成が良いとされています。
  • Sharper:もっとシャープに
    先ほど出てきたPreciseと共に出てくることが多い単語です。Sharperと書かれるときは「もっと動きをシャープにして」ということなのでしっかりと直しましょう。
  • Standing Tumbling:立位タンブリング
  • Strong set:強くセットする
    これ日本語になおしにくい(苦笑)よくタンブリングの時に使われますが、タンブリングの初めの部分(例えば、宙返りなら腕をあげて回転する準備の姿勢など)を適当にやらずにしっかりと腕を上げて回転の準備をしましょうみたいなそんな意味です。
  • Snap down more:下ろしを機敏に
    これも日本語になおしにくい(涙)トータッチジャンプやタンブリングの時によく使われます。トータッチジャンプなら、足を下ろすのをもっと早く機敏にという意味ですし、タンブリングならバク転のあふりをもっと早く入れ込んでというような意味になります。
  • Sync:シンクロナイズ
    Syncronizedの省略形がSync。揃えましょうね〜の意味でよく出てきます。sync is offでシンクロできていなかったの意味です。
  • Throughtout routine:構成全体を通して
    重要なワードではないですが、「構成全体を通して」という意味でかなり出てきます。
  • Timing:タイミング
    いい意味でも悪い意味でも書かれます。Good timing であればいい意味ですし、Work timingとか切れたら「タイミングを合わせるようにしましょう」という意味でよく使われます。Timing is offでタイミングがずれていたの意味です。
  • Transitions:トランジション、移動
    演技中の移動や、スタンツ中の合間の動きのことを指すことが多いです。
  • Uniform:統一性のある
    Uniformity(名詞)で使われることもありますが、揃っているという意味です。「もっと揃えましょうね〜」という意味でよく出てきます。頻出単語です。
  • Unique:ユニーク、独創的
    Uniqueはいい意味で書かれるので、Uniqueの文字があったら「構成が面白くて独創的でいいですね」と捉えてOKです。
  • Variety:種類豊富な
    例えばタンブリングなら、該当レベルの技の種類がたくさん入っていていると「Great job with the tumbling variety」と褒められたりします。
  • Visual:視覚効果がある
    Visualもいい意味で書かれます。視覚効果があっていいという意味なのでポジティブに捉えてOKです。

英語コメントシート〜頻出表現〜

同じ意味でもたくさんの表現が使われます。ぜひ参考にしてください。

  • Be sure〜:〜をしっかりするようにしてください
    後に出てくるMake sureと同じように使われます。
  • Continue to work on〜:〜もっと練習してね
    Make sureと同じような意味で使われます。
  • Clean up〜:もっと綺麗にしてね
    直したほうがいいことに対して使われる表現です。
  • Ensure〜:〜をしっかりするようにしてください
    後に出てくるMake sureと同じように使われます。
  • Good use of ~ :〜の使い方がいい
    いい意味で使われるので、この表現が出てきたら喜んでOKです!チアのスコアシートで非常によく使われる表現です。
  • Great job with〜:〜がいいですね
    Great Job with が出てきたらポジティブに捉えてください。いい意味です。
  • Keep up the good work!:引き続き頑張ってね!
    スコアシートの最後にいつも一言「頑張ってね」と書いてくれることが多いです。そんな時に使われる表現です。
  • Keep working to〜:〜をもっと練習してね
    Make sure〜とほとんど同じような意味です。
  • Make sure〜:〜をしっかりするようにしてください。
    Make Sureは直したほうがいいことに対して使われる表現なので、これが出てきたらしっかり修正するようにしましょう。
  • Work on〜:もっと〜を練習してね
    Make Sureと同様、直したほうがいいことに対して使われます。

スコアシートでよく使われる省略言葉

スコアシートでは審査員はよく技名を省略して書きます。時間がない中でコメントを書くので、審査員も大変ですね(汗)全部書いているとキリがないので、大まかに絞って解説します。

  • BHS=Back Handspring
    バク転
  • CTWL/CW=Cartwheel
    側転
  • FWO=Front Walkover
    前方展開
  • BWO=Back Walkover
    後方展開

いかがでしたでしょうか?英語のコメントシートの解読にお役に立てば幸いです。