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アメリカ・ユタ州にあるチアリーディングの名門大学Weber State University(ウィーバー州立大学)の練習に行ってきました!どんな施設でどのような練習をしていたのかレポートします。
Weber State Universityはどこにあるの?
Weber State University(ウィーバー州立大学)はアメリカのユタ州にあるSalt Lake City(ソルトレークシティ)にある大学です。
日本人にも人気な観光エリアであるロサンゼルスがあるカリフォルニア州の隣の隣の州で、ロサンゼルス国際空港から飛行機で1時間半程度とアクセスも良好。
ただ、ソルトレークシティ空港からWeber State Universityまでは車で40分〜50分程度かかりますので、レンタカー必須です。
空港から大学までの道中の写真。ソルトレークシティといえば、2002年に冬季オリンピックが開催された都市としても有名。今回訪問したのは11月30日でしたが、空港降りた瞬間この雪景色でした。気温は10度以下で、白い息が出るほどの寒さでした。
空港から大学までの道は雪山がずっと連なっており、圧巻の景色でした!
Weber State Universityはどんな大学?
1889年に創立され、現在およそ3万人が在籍している大学。キャンパスは東京ドームの約43倍と言われています。日本よりはキャンパスは広い印象でしたが、アメリカでは規模は小さい方の大学と生徒さんがおっしゃっていました。
「他の大学より規模が小さいし、特にこれと言って有名なものがない大学。チアリーディングで有名って感じじゃない?」と選手の皆さんが言っておりました。
Weberのチアリーディング部は超有名
選手が「チアリーディングで有名な大学」というほど、チアリーディング界では超有名な大学クラブ。全米チャンピオンを決めるNCAチアリーディング全米大会では毎年優勝をしている名門。
現在でも指導を続けるSummerという方が1992年に立ち上げたチアリーディングクラブで、「まさか自分が立ち上げたチームがここまで世界的に有名なチームになるとは思わなかった。嬉しい!」と語ります。
そして2023年度のアメリカ代表選手の半分以上がこのWeber State Universityの選手から選出されるという、今ノリに乗っているチアリーディングクラブでもあります。
なお、現在は
- Large Coed(男性が半数以上を占める男女ミックスチーム)
- Small Coed(男性選手が数名の男女ミックスチーム)
の2チーム制とのことです。
どんな選手が所属しているの?出身チームや実力は?
チアリーディング部の所属は全体で55人程度。そのうち20人がLarge Coedチーム(こっちがトップチーム)、残りの20人がSmall Coedチーム、さらに残りの約15人は大会チームに所属せず控えの選手になるようです。
高校のチアリーディング部を経験後にWeberに進学し入部する選手と他の強豪大学から転入してくる選手が一番多いようです。転入の文化は日本には馴染みがありませんが、アメリカでは転入はよくあることのようです。
そしてアメリカ国外からも入部を希望する選手が多いそう!私が訪問した時点では、オーストラリアから4名、ドイツから1名、カナダから1名の合計6名がいました。
また、さすが強豪とだけあって所属する選手のレベルはかなり高かったです。
バクバクひねり、バク転ウィップひねり、バク転バク転ひねり連続
大まかにこれくらいの技はさらりとこなす実力でした。もちろんそうでない選手も数名いましたが、55人中大会チームに入れるのは40名までなので、実力がないと大会にも出られない環境です。
チアリーディング部練習施設紹介
大学構内にあるスポーツジムの一角でチアリーディング部が活動しています。日本の高校大学と同様、チアリーディング専用施設ではなく、学校の体育館の一角を借りて使用。練習前後にチアリーディングマットを自分たちで敷いていました。
青マットのすぐ裏にはこのようにジム器具がずらりと並んでおり、チームのタンブリング練習時間にタンブリングができない選手はこのジム器具を使ってトレーニングを行うということでした。
体育館の外観はこんな感じ。綺麗です。
体育館入り口にはセキュリティーゲートもあります。安全です。
マットは紫色。練習後は選手がマットを片付けていました。チアリーディング専用施設ではなくあくまでも他の団体とシェアして使っているのも大学らしくていいですよね。
さて次は、Weber State Universityのチアリーディング部に入った場合の生活編をレポートします!
片手リワインド、ハンドスキーをさらりとこなす実力