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チアリーディングのコーチとしての留学を果たした小野海南さんにお話を伺いました。選手としてとはまた別の観点から技術を学べるプログラム。海外と日本での違いなど多くの気づきがあったようです。
小野南海(おの みなみ)さん自己紹介
幼少期からチアリーディングをはじめ、これまで14年以上チアリーディングに関わっている。コーチ歴は3年
今回チアコーチ留学に参加しようと思ったきっかけは?
好きなこと、やりたいことが詰まった企画だったからです。「チアが好き」「海外チームの練習を見たい」「チアジムに行ってみたい」「メルボルン/オーストラリアが好き」「そのかさんがチアをしている姿をまた見たい(笑)」と考えたら、行かない理由が見当たらなかったため、すぐに参加することを決めました。そのかさんから直接お誘い頂いたことも決め手の1つです。
渡航前不安だったことはありますか?
特に不安はなかったです。日本人の方が何人かいらっしゃることも知っていましたし、YouTubeやインスタグラム等で今回渡航したチアジムの事を見ていたので、今までと全く異なる環境でチアに触れ合えることが嬉しくてワクワクしていました。
ただ、コーチの方々と上手にコミュニケーションを取れるかは不安でした。語学力というより、USAのルールを明確に理解できていなかったため、コーチの方々のお話についていけるかが心配でした。
1週間のチアコーチ留学で学んだことは?
選手に自分の身体の動きを具体的にイメージさせることが重要だと学びました。例えば、タンブリングで床を押すためには何を意識すべきか、スタンツで身体を締めるにはどこの筋肉を意識したらいいのか等、今の状況と意識すべきポイントを具体的に伝えることで、今の自分の姿勢がどうなっているのか、次にどうすべきかを選手がイメージしやすくなります。それも一度だけ説明するのではなく、選手が出来るようになるまで丁寧に指導することで、短期間での技の習得が可能になると感じました。
日本では、単に「床押して」「身体締めて」と伝えただけで選手に伝わっているだろうと思っていた部分もあったなと反省しました。実際、一緒にチア留学に行った大学生の生徒が、ロンダート半捻りまでしかできなかったのに、1週間でしっかりと最後まで捻りきることが出来るようになったのは、本当にびっくりでした。
また、ウォーミングアップや基礎練習の段階からカウントに忠実に動くことを意識づけることで、大会演技でも自然とカウント通りに動くことができ、結果として、演技のクリーンさに繋がることを感じました。
その他にも、チアリーディング技術、選手との関わり方、英語など、学び学び学びの1週間でした。
オーストラリアのコーチと日本のコーチの違い
オーストラリアのコーチは、コーチを職業にされている方がほとんどの為、毎回練習にいらっしゃいました。日本では、仕事をしながらコーチをしている方が多いため、練習に参加できる日が限られています。特に、大学・社会人チームになると、コーチがいない環境が当たり前のチームも少なくありません。日本では選手が練習を進めていくのに対し、オーストラリアではコーチが練習の指揮をとっていました。
海外でチアコーチング技術を学んでよかったこと
海外チームがどのような環境で、1日どれくらいどのような練習をしているのか、自分の目で見れたことが何より勉強になりました。1つの技に対して複数の練習方法を教えてくださったり、指導する上で意識していることを伺ったり、実際に現地に行かなければ学べないことが沢山ありました。
今回参加したSCCというジムには日本人のコーチもいらっしゃいましたが、基本は英語なので英語の勉強もさせていただきました。
チアリーディングコーチ留学をおすすめする理由
チアリーディングのコーチング技術を学べるチア留学プランは日本では今まで聞いたことがありません。行くか行かないか迷っているなら絶対に行くべきです。SCCは日本人のコーチもいらっしゃるので、英語で説明されて全く理解できない……なんてことはありませんでした。チームの皆さんもとても温かく迎え入れてくださったので、緊張することなくコーチングを学ばせていただきました。練習は午後からなので、午前中やオフの日にはメルボルン観光もできました。チアも観光もできる最高の1週間になること間違いなしです!!
まとめ
キッズチームからタンブリングクラスまで様々なクラスをコーチのそばで見学し多くのコーチング技術を学んだみなみさん。来年もまたオーストラリアでお会いしましょう!
チア留学の様子はYoutubeでも見られます!