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オールスターチアとカレッジチアの違いについて解説

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皆さんこんにちは!現在オーストラリア・メルボルンにあるオールスターチームでチアをしている笠原園花です。

オールスターチアやカッレジチアという言葉はなんとなく聞いたことはあっても、それぞれどういう違いがあるのか、あるいはどういうものなのかについて知らない人も多いかと思います。そこで今回はオールスターチアとカレッジチアの違いについて解説します。

そもそも日本では、オールスターチアとカレッジチアという分け方はあまりしませんよね。どちらかといえば、中学校部門、高校部門、大学部門、クラブチーム部門と年齢別でのみ分けられているのが特徴かと思います。

一方、アメリカやオーストラリアでは、大きく「オールスターチア」と「カレッジチア」に分けられています。オールスターチアという言葉も、カレッジチアという言葉も日本ではそこまで馴染みがまだないのではないでしょうか?そこで、今回は、その違いについて解説します。

オールスターチアとは?

日本のJCAでは、中学部門、高校部門、大学部門、クラブチーム部門に分かれており、高校以上の部門はすべて同じルールのもとで競技が行われます。一方、アメリカやオーストラリアでは、大きく分けて、オールスター部門と学校部門に分かれており、オールスター部門と学校部門でルールが大きく異なります。

さて、オールスターといえば、日本でいう「クラブチーム」のようなもの。学校に所属する部活動とは異なり、様々な年齢層が属しています。

カレッジチアとは?

カレッジチアとは、その名の通り、大学のチアリーディング部のことです。基本的にはその大学に所属していないと入部できません。日本の部活動と仕組みはほとんど同じです。

小さい頃からオールスターチアでチアをやってきた人たちは、大学生になっても部活には入らずにそのままオールスターチアを続けるか、大学のチアをするかのどちらかのようです。カレッジチアの強豪校「ケンタッキー大学」では、Aチームに入れると学費が全額免除になる制度もあるようです。

オールスターチアとカレッジチアのルールの違いは?

さて、オールスターチアとカレッジチアにはどのようルールの違いがあるのでしょうか?細かいルールの違いで言えばたくさんあります。また国によってもルールは異なります。ただ、ずばり大きな違いといえば、

チャントがあるかどうか

オールスターチアでは2分30秒の演技をすべて音楽で行いますが、カレッジチアでは、2分30秒の演技のうち音楽を使っていいのは1分45秒までと決まられています。それ以外の45秒は「チャント」を入れなければなりません。尚、チャントは難易度の高いスタンツを競うというよりは、「いかに多くの観客を巻き込めるか」の方が重要視されます。

ジャンプがあるかどうか

オールスターチアではジャンプは欠かせないものですが、カレッジチアではジャンプは採点項目にありません。

ダンスがあるかどうか

オールスターチアではダンスはオールガール部門でもコエド部門でも必須ですが、カレッジチアの場合、コエド部門では必ずしも必要ではありません。

オールスターチアとカレッジチアのそれぞれの強豪チームは? 

オールスターチアとカレッジチアは上記のようにルールが異なるので、オールスターで強いチームがカレッジチアでも強いとは限りません。例えばカレッジチアでチアを始めた選手はジャンプの練習をしないので、オールスターチアに行くとジャンプが一番下手……なんてことも。

さてそれぞれの強いチームをいくつか紹介します。

オールスターチアの強いチーム

オールスターチアは現在世界的にみると、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスが強いと言われています。それぞれの国で強いチームを紹介します。

California All Stars (アメリカ)

アメリカにある有名チアジム。毎年世界大会で大活躍しています。

Cheer Athletics (アメリカ)

こちらもアメリカの有名チアジム。

TOPGUN(アメリカ)

アメリカにある有名チアジム。毎年派手なユニフォームを作っている印象。

Cheer Sport Sharks(カナダ)

カナダにあるチアジム。このジムの中でもGreat Whiteというレベル6のチームは超強豪。アメリカを侵す勢いです。

Flyers All Starz Cheerleading(カナダ)

カナダの有名かつマンモスジム(所属選手が多いという意味で)といえばこちら。知らない人はいないはず。

Outlaws(オーストラリア)

オーストラリアで一番有名なのがこちらのチアジム。レベル6のオールガール「Kerry girls」やレベル6のコエド「Notorious」は毎年世界大会でメダル争いにのっかているほど。

Southern Cross Cheerleading(オーストラリア)

オーストラリア唯一のレベル7のチームをもつのがこちらのジム。オーストラリアのチームで初めて世界大会でメダル獲得をしたということで一躍有名に。

Unity All Stars(イギリス)

イギリスではこちらのジムが有名。コーチのレベルも高いと有名。毎年世界大会にも必ず出場しています。

カレッジチアの強いチーム

カレッジチアの強いチームといえば、チアをやっている人なら誰でも知っているあの大学。「ケンタッキー大学」です。ここに勝る大学が今のところないのでは?ハワイ大学も強いですね。

オールスターチアとカレッジチアにはそれぞれ世界大会がある?

さて、ルールが違うオールスターとカレッジチア。ルールが違えば世界大会も異なります。

オールスターチアの世界大会

オールスターチアの世界大会といえば、IASF(国際オールスターチア協会)が主催するCheerleading Worldsといえるでしょう。毎年4月末にアメリカ・フロリダで開催されるこの大会に出場するための予選が各国で開催されています。

カレッジチアの世界大会

カレッジチアの世界大会といえば、ICU(国際チア連合)が主催するUniversity World CupやFISU(国際大学スポーツ連盟)主催のThe World University Championshipがあります。ICU主催の方は、毎年1月にアメリカ・フロリダで開催され、FISU主催の方は2年に一回様々な国で開催されます。

カレッジチアはどうしても部活動文化が盛んな国のみが強いので、オーストラリアやイギリスではそこまで強くないのが特徴。我ら日本の日本文理大学や帝京大学はカレッジチアの世界一レベルにあると思います。

まとめ

いかがでしたか?日本にはオールスターチア、カレッジチアという分け方がされないこともあるので紛らわしいですが、この記事で少しでも理解が深まれば幸いです。

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