この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
バスケットトスの技には多くの種類があります。美しく高らかに宙を舞い見ている人を魅了することのできるチアリーディグならではの技。世界には皆さんが知っているよりも多くのバスケットトスの技が存在します。
そこで今回は、レベル別に様々なスキルを解説していきます。
さて、今回はバスケットトスについての解説をしていきます。
バスケットトスは「美しさ」が高得点の秘訣
バスケットトスはチアリーディングの技の中でも特に目を引く技ですよね。イベントなどトータッチバスケットを飛ぼうものなら大歓声が沸きます。
ただし、最近、バスケットトスの採点基準が難易度から美しさにシフトしており、世界大会などの大会で高得点を獲得するには、「高くてフォームが美しい」バスケットトスの実施が必須になっています。
フライヤーの足が閉じていなかったり、伸びきらないまま技をかけたり、高さが低いトスは評価されない時代になりました。
さて、そんなバスケットですが、レベルごとに実施可能な技、実施禁止技が明確に分かれています。
レベル1
現在レベル1部門ではバスケットトスの実施が禁止されています。そのため、採点項目にもバスケットトスは入っていません。
レベル2
レベル2では、ストレートトスのみが実施可能です。それ以外のトスを実施するとルール違反になります。
レベル3
レベル3からは、バラエティ豊富な技が可能になります。この中でもよくみるのは、トータッチやフルツイストですね。ルール上、「1トリックか、1と¼回転まで」が認められています。
レベル3のバスケットトス例
レベル4
レベル4になると、ルール上「2と¼回転まで、2トリックまで」と決められています。レベル4で代表的な技がキックフルやダブルフルですね。
レベル4のバスケットトス例
レベル5
ルール上は「2回転半まで、3トリックまで」と決められています。
レベル5のバスケットトス例
レベル6
レベル6ではいよいよ1トリックプラス2回転が認められます。2回転半まで認められ、トリック数に上限は設けられていません。
レベル6のバスケットトス例
レベル7
レベル7ではいよいよ頭が下になる、いわゆるフリップ技の実施が可能になります。レベル1〜6とはガラッと変わります。
レベル7のバスケットトス例
まとめ
いかがでしたか?ライバルチームに勝つために、難易度の高い技を行いたいと思うチームも多いかもしれませんが、最近のアメリカのルールでは、難しい技を無理やり行うよりは、少し難易度を下げて「美しく綺麗な技」を行う方が得点につながりやすいです。
基礎がどれだけ重要視されているかがわかりますね。