この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
国際チアリーディング連合(International Cheer Union)が昨今のウクライナ情勢を鑑み、ロシア・ベラルーシのチアリーディング選手権への出場を一時的に禁止にしました。今回はそのことについて解説します。
※本記事に記載されている情報は各組織の発表に基づいたものでありますが、センシティブな内容なので、この記事を鵜呑みにすることなく、各自で情報精査等していただけたらと思います。
2022年2月24日にはじまったロシアによるウクライナ侵攻により、世間では、「第3次世界大戦が始まった」などと連日ニュースになっています。
この情勢を受け、2022年2月28日、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシアおよびロシアに加勢したベラルーシの2カ国のアスリートを国際大会から排除すると表明しました。
国際オリンピック委員会からの追放ということで、これは事実上「スポーツ界からの追放」ということになりますが、その影響はチアリーディング界にも及んでいます。
2022年3月1日に、国際チアリーディング連合(ICU)が、SNS上で「ロシアとベラルーシの選手はICUが主催する全ての大会への出場を禁ずる」と発表しました。
具体的には、
ICUは、ウクライナにおける政治的・軍事的な情勢についての国際オリンピック委員会の決断を支持する。ICUは、現状ロシアやベラルーシで開催する予定の大会はないが、今後これらの2カ国での開催は取りやめることとする。そして、国際オリンピック委員会との足なみを揃え、ICUも、ロシアとベラルーシの選手と組織は、ICU主催の大会には一切の参加を禁ずる。我々は、ウクライナの選手・指導者・組織の安全と健康を第一に考え、できる限りサポートしていく。
国際チアリーディング連合Instagramより
と発表しました。
おそらく2022年4月にアメリカで開催される世界選手権にロシアやベラルーシの選手も参加する予定だったかもしれませんが、それらの選手が参加できなくなってしまったということは少なからずチアリーディング界にも大きなショックを与えていることと思います。
今後の動きがどうなるかはわかりませんが、一刻も早い解決を祈ります。