チアでの体の締め方について解説します

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チアにおいての体を締めるとはどういうことか知っていますか?チアリーディングをやっている人なら誰しも一度は聞いたことがあるフレーズだと思います。そこで今回は、チアでの体を締めるということについて、私なりの考えと感覚を身につけるためのトレーニングを紹介します。

体を締めるとは?

まずは「体をしめる」という言葉の意味について考えていきましょう。「しめる=力を入れる」というふうに解釈されている方がほとんどなのではないでしょうか。

力を入れることで筋肉が固くなり緩くなった体を引き締めるということですね。実際この考え方が間違っているということはないです。

ですが、私の考えではしめるというのは単に力を入れるだけではなく力の込め方に工夫が必要だと考えています。

例えば腹筋に力を入れると言われたときに人によってはおなかを膨らましながら力を入れる人、おなかをへこましながら力を入れる人がいると思います。このように力を入れるといってもその入れ方に違いがあるんですね。

では体をしめるという意味での力の込め方とは何なのでしょうか?

それは、「拮抗筋に力を入れる」ということです。

拮抗筋とは?

人の体にはたくさんの筋肉がついていてそれぞれに働きがあります。例えば腕の筋肉では腕を曲げる筋肉と腕を伸ばす筋肉がありますよね。一方の動きとその反対の動きをする筋肉を合わせて拮抗筋と呼びます。

つまり、「お腹しめて」と言われたときにはお腹の筋肉だけ力を入れるだけではなく反対にある背中の筋肉も力を入れる必要があるわけですね。今までお腹だけ力を入れていてうまくいかなかった人も多いのではないのでしょうか。

次にこの力の込め方を練習するための体幹トレーニングについてご紹介していきます。

チアリーダー向け体を締めるトレーニング方法

練習方法

まずは倒立から。タンブリングの基本となる姿勢なので手の先から足の先までしっかりとしめながら行いましょう。次に基本的な「プランク」と呼ばれるうつぶせの状態から体を真っすぐにしたまま肘で支えるトレーニングです。できる人はつま先を伸ばしてやってみてください。

次にサイドプランクと呼ばれるプランクの横向き版です。しっかりと体を真っすぐにキープしてください。続いてバンザイをした状態で仰向けになってお尻を浮かしてキープするトレーニングです。これはあまり有名ではないですがチアをやっている人はとても大事なので是非やってみてください。

そして上級者向けのトレーニングとして懸垂とつり革で体を真っすぐにキープするトレーニングです。バランスをとるのが非常に難しくなる分しめることがとても重要になります。

POINT

一つの筋肉だけに集中せずに他の筋肉も意識すること
とにかく長くやるよりもしっかりと体をしめた状態でどれだけ長くできるかが大事

まとめ

今回はいつもと違った内容の記事をお届けしましたがいかがでしたでしょうか。お腹しめてと言われたら背中も忘れずにしめるようにしましょう。