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チアジャパンは2010年に新しくできた日本のチアリーディング協会です。現在はアメリカで開催される世界大会への日本代表チームの派遣など国際的に最も動きのある協会といっても過言ではありません。今回はそんなチアジャパンについて紹介します。
設立は2010年
通称「チアジャパン」と呼ばれていますが、正式名称は「一般社団法人日本スポーツチア&ダンス連盟」といいます。設立は2010年と、日本のチアリーディング界の中では歴史は浅め。そのため、日本にあるのは「JCAとUSAジャパンのみだ」という認識をもつチアリーダーも多いのが現状です。
世界大会への日本代表選手派遣
チアジャパンがすごいのは、毎年1月にアメリカで開催される大学のワールドチャンピオンシップや毎年4月末に同国で開催される国家対抗世界大会へ日本代表選手団を派遣していることです。チアジャパンが主催する日本代表チーム選考会で選ばれると晴れて日本代表となることができます。
世界大会の種類についてはこちらでも紹介しています。
そもそもその世界大会を主催しているのが約120か国を取りまとめているICU(International Cheer Union)という国際チア連合なのですが、そのICUの傘下にある日本支部がチアジャパン。ということで、国別対抗世界大会に関してはチアジャパンが絶対なる力を持っています。
これらの世界大会は、チアリーディング界の中で最も規模の大きい大会であり、世界各国から
多くのチアリーディング選手が集まり毎年お祭り騒ぎになるイベントです。
2010年から日本代表選手団の派遣を開始し、2017年にはICUジュニア世界大会に日本代表を派遣し、銅メダルを獲得という快挙を成し遂げているんです。さらに、2018年にはJCAと共同でFISU世界大学チアリーディング選手権大会(いわゆるユニバーシアード)に日本代表を派遣し、金メダル1個、銀メダル1個を獲得しています。
この時に日本代表として派遣されたのが男女混成部門が日本文理大学、女子部門が帝京大学でした。協会の垣根を超えて実現した、日本チアリーディング界の歴史に残る出来事でした。
チアジャパン主催のチアリーディング大会
チアジャパンが主催する大会については以下の記事でまとめています。
2010年に設立後、2012年にはアジアオープン・チアリーディング選手権大会を日本で初開催し、10カ国が参加しました。
チアジャパンが主催する資格コース
チアジャパンでは先ほど述べたICUと提携して、国際的に認められている資格を取得する機会を設けています。
日本で開催されているのは、ICUジャッジコースとセーフティコースです。いずれもICUの本部スタッフが直接教えてくれる貴重な機会。このICUジャッジコースやセーフティコースは日本だけでなく世界各国で開催されていて国際的に認知度の高い資格になっています。
今後チアリーディングがオリンピック競技になったとしたら、おそらくICUのルールが基準となる気がします。世界基準のルールを知るという意味でも、このICUジャッジコースなどを受講しておくのはいいかもしれませんね。
チアジャパンとテレビ放送
チアジャパンでは現在Amazonプライムが手がける「ダンスチャンネル」と提携して、大会の様子を放映しています。
チアジャパン提携写真会社
チアジャパンの大会では、株式会社フォトクリエイトによる専属のカメラマンが演技の様子の写真を撮影してくれます。プロが撮影した写真は後ほど購入もできるので臨場感あるチアリーディングの写真を手に入れることができるのが嬉しいですよね。
いかがでしたか?設立から10年と、歴史が浅いとはいえ、世界大会といったらチアジャパンというほど力のある協会です。2万人以上が集結するチアリーディングの世界大会に日本代表として出場してみたい人はチアジャパンの情報を要チェックですよ。