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チアで減点を意識しなければいけないのは、おそらくほとんどの人が理解をしていると思います。いくら素敵な演技をしても、減点をされてしまうと得点が大きく下がってしまいますよね。そこで今回は、私が所属するチームが実際に行なっているチアで減点を意識するようになる練習方法を教えます。
まずは、何をするとどれくらい減点されてしまうのかを選手もコーチも全員把握するようにしましょう。
タンブリングで手をつけば1点のマイナスに、スタンツを落とせば1点や2点のマイナスに。
1点くらい……と感じるかもしれませんが、世界大会のレベルになるとトップチームの間では0.1ポイントが順位に関わってきます。
そもそも、ノーミスの演技を出したときの達成感を知っているので、順位のためというよりは、自分達のためにノーミスの演技をしたいですよね。絶対ノーミスの演技をする! という意識の私たちは、練習での通し練習での減点を可視化しています。
私たちのチームでは減点の可視化を行い、練習中にどれだけのミスが出たかをホワイトボードに記入していきます。
スタンツの揺れ
スタンツの落下
タンブリングのタッチダウン(床に手をつく)
タンブリングのツイスト不足
バスケットトスの回転不足
ラインオーバー
など、厳しくチェックされ、演技練習の後には、合計で何点減点だったかコーチから言い渡されます。
さらにホワイトボードには過去の減点数が全部書かれていき、今まで何本通して、その減点数まで書かれます。
どこが落ちた、という確認だけでなく、数字で表すことによって「こんなに減点されているのか!」と自覚するとともに、「早くこの減点をゼロにしたい!」という原動力になります。
そして、「徐々にこの減点の数字を小さくしていきたい」と思うようになります。少しづつではあっても減点が減っていくのを見ると、後退はしていないと自信をもてるようにもなります。
皆さんもぜひこの減点可視化方法を使ってみてください。